ATACMSはどんなミサイルで読み方は?韓国が北朝鮮に横流しの噂で米韓同盟に危機?

こんにちは、椎木です。

連日飛翔体を発射していた北朝鮮。その北朝鮮に、トランプ大統領は

「短距離ミサイルなら、どこの国でもやってるからへーき」

というスタンスでしたが、そういう事も言っていられなくなりそうなニュースが入ってきましたね。

8月10日に発射された飛翔体が、アメリカから韓国へと譲渡されたATACMSというミサイルではないかと言う可能性が浮上してきました。

今日はそんなATACMSについて

  • 読み方(ジーソミアもだけど、最近読みにくいのが多い)
  • どんなミサイルなのか
  • 配備されている国
  • 米韓同盟への影響

を調査してみました。

ATACMSってどんなミサイル?読み方や配備されている国は?

まずこいつ、読み方が分からないし、記事を読んでいく上で弊害になりそうなので、読み方から。

ATACMS:エータクムス

と読みます。ちょっと読みにくいですね。

ATACMS(Army Tactical Missile System)は、アメリカ陸軍の地対地ミサイルの1つになります。

地対地ミサイルと言う事なので、文字通り地上から発射され、地上の目標物に対して使用されるミサイルですね。

米ロッキード・マーティン社により製造されている地対地ミサイル(Surface-to-surface missile、SSM)。アメリカ陸軍を中心に使用されている。M270、M270 IPDS、M270A1といったMLRSとHIMARSから発射される。約128kmの射程を持つ。

wikiより

北朝鮮が発射している弾道ミサイルと比べて射程自体は短いですが、湾岸戦争の頃から実戦投入され、イラク戦争でも多数のATACMSが使用されるなど、アメリカ陸軍にとっては主要装備の1つと言えるでしょう。

このATACMS、wikiの説明だけでは、飛距離が短いミサイル程度にしか見えないのですが、質の悪い事に弾頭がクラスター弾となっています。

クラスター弾頭とは?

ATACMSに使用されているクラスター弾頭ですが

1つの弾頭の中に複数の爆弾が内在されており、空中で破裂した親弾頭から子爆弾が広い範囲にばらまかれます。

子爆弾の中には金属の破片などが仕組まれており、建物や人の身体を貫いて破壊するというかなり恐ろしいものとなっています。

広範囲の敵を一気に殲滅するための武装ですね。

ただ、広い範囲にばらまかれるため、戦争に直接関係のない人々が被害に遭うことも少なくありません。

非常に殺傷能力が高く、また命が助かったとしても手や足を事があるなど深刻な障がいが残ることも。

また、不発だった子爆弾は、地雷同様半永久的に人々を危険にさらすなど、戦争が終わった後もクラスター爆弾の被害は続きます。

何とも非人道的な武器。

ATACMSが配備されている国は?

開発メーカーのあるアメリカは勿論のこと、同盟国である韓国の陸軍でもATACMSは購入配備されています。

その他の国への配備や販売の情報はありませんでした。

いわゆる西側諸国の多くが「オスロ条約」(クラスター弾に関する条約)に参加しているので当たり前と言えば当たり前なのですが。

日本では自衛隊が過去に何度かATACMSの取得に乗り出したことがありましたが、2008年に条約に署名してからはATACMSどころか他に保有していたクラスター弾の廃棄という流れになっています。

なので今回北朝鮮が発射した飛翔体がATACMSだとすれば、確実に韓国経由と言う事になりますね。

ATACMSを北朝鮮が発射で米韓同盟に影響は?

今のところ間違いなくATACMSだと決まったわけではありません。

北朝鮮が公開したミサイル映像が、ATACMSに酷似しているという憶測の段階です。

出典:朝鮮中央通信
出典:時事ドットコム

上の写真が今回北朝鮮が発表したミサイル。下の写真がATACMS。

似ていると言われたら似ていますね。

ただ今回のこの写真は北朝鮮の公表を信じるのであれば……と言う事ですが。

実際韓国側が発表した飛距離は400㎞。

先述した通り、ATACMSの飛距離は130㎞弱です。

韓国側の発表が本当であるとするならば、北朝鮮側が嘘、若しくは誤りるがあるという事になりますね。

どちらにせよどちらか一方が嘘ついているという状況ですね。

北朝鮮側側がATACMSを装う場合のメリットは分かりやすく

米韓同盟の引き裂きが目的でしょう。

ただ、現在トランプ大統領はかなり北朝鮮に寛容、かつ韓国側には厳しい対応です。

今の米朝関係で、アメリカの心証を悪くするリスクを負ってまで米韓の仲を引き裂くというのは少し金正恩委員長らしくない気がしますね。

ただ再三に渡って韓国に「米韓同盟や日韓GSOMIAの破棄」を訴えている以上、可能性としてはあるでしょう。

今のところ北朝鮮の目論見なのか、韓国側の隠蔽なのか、その辺りは分かっていません。

ですがこのミサイルが本当にATACMSだとすれば重大な同盟違反と言えるでしょう。

ただ今のところ米国内でも

北朝鮮がクラスター弾頭搭載のミサイル開発に成功した

という旨の報道が主流で、これによって韓国が危険にさらされるリスクが高まった。

と言うだけに留めてあります。今のところ似ているというだけですし、それだけでは言及するに至らないように見えますが、

実際今は対中国との貿易摩擦、そして香港のデモでの場外乱闘などアメリカの関心は「中国」一本という実情ではないでしょうか。

今のところ米韓の軍事合同訓練もつつがなく行われていますし、今後もあまり過敏な反応はなさそうです。

米韓軍事同盟の危機があるとすれば、やはりGSOMIAの更新をどうするかという部分がフォーカスされてきそうですね。

ATACMSはどんなミサイルで読み方は?韓国が北朝鮮に横流しの噂で米韓同盟に危機?のまとめ

今回は北朝鮮が発射したミサイルに酷似しているというATACMSについて調べ、仮に横流しされていたら米韓の軍事同盟にどのような影響を与えるか調べてみました。

今のところ確定情報ではありませんし、射程の短い大量破壊兵器の使用目的は、どう考えても大韓民国向けになり、自分たちにその矛先が向くことを考えられない程愚かではないと信じたいですね。

仮に北朝鮮が発射したのがATACMSだとしたら……さすがにトランプ大統領も激おこでは済まないでしょう。

また情報が入り次第追記します。