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ベネズエラでクーデターの原因はなぜ?アメリカの関与?インフレや治安がどうなるのかも予想!

こんにちは、椎木です。

インフレと、2人の大統領がいるという異常事態だったベネズエラで遂に動きがありましたね。

暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長が、「権力の不当な侵害の終焉がきょう始まった」と軍人らを従えたビデオ声明を発表しました。

このクーデターと呼べるようなビデオ声明ですが、これについて

  • なぜクーデターが起きたのか
  • アメリカの関与はあるのか
  • インフレはどうなるのか

について調べてみました。

ベネズエラでクーデターが起きたのはなぜ?

ベネズエラの現状は、2人の大統領がいるという異常な状態でした。

発端は昨年2018年の5月にあった大統領選挙からでした。

再選を目指すマドゥロ氏対、それを阻む野党との選挙は、前評判では野党側優勢でした。その背景には、

チャベス大統領の流れを汲む、マドゥロ両大統領による政権運営の失策がありました。

チャベス氏の失策により、生産活動の低迷と物不足の状況であったのを上手く解消できず、経済の悪化を招き続けた上に、原油価格が低下したことが更に追い打ちとなりました。

ですが、野党側が対立候補として立てた有力政治家が選挙資格を奪われたり、逮捕されたりするなどして、立候補ができないという事態に陥りました。

結果マドゥロ氏の再選となったわけですが、

この結果を受けて、国会では多数を占める野党は「選挙は不正だ」と、マドゥロ氏の就任を認めず、「憲法の規定で国会議長が大統領職を代行する」との名目でグアイド氏を暫定大統領にと担ぎ出しました。

そのため2人の大統領が存在する事となり、全く政治が機能せず、経済も停滞し、物資の不足から物価は急上昇。昨日までお金として価値を持っていたものが、今日にはただの紙屑程度の価値しかならない程にインフレが進みました。

こんな中今回クーデターを起こしたグアイド氏は、反政府の集会などを開き、少しずつその勢力を増やしていました。

今回のクーデターにアメリカの関与はあるのか?

これをクーデターと言っていいか分かりませんが、元々グアイド氏が暫定政権を発足してからという物、アメリカのトランプ大統領は

「ベネズエラ国民は勇敢にも、マドゥロ氏と彼の政治体制に反発の声を上げ、自由と法の支配を要求した」

と、グアイド氏が合法的な大統領だとする声明を発表するほど肩入れしていました。

実際、状況が改善されないのであらば軍事介入も辞さないとの構えだったので、背後にアメリカが絡んでいるのはほぼ間違いないでしょう。

なぜアメリカが介入するのか

トランプ大統領と言えば、「アメリカ第一主義」です。

このお題目を掲げ、これまでの政権が繰り返したような他国への「介入」は控えてきましたが、なぜここにきてベネズエラに介入するのでしょうか。

アメリカがベネズエラに介入するのには、かなり大きな狙いがありそうです。

今回、そんな方針を転換せざるを得なかったのは、アメリカの裏庭とまで呼ばれていた南米の地で、ロシアと中国の存在をひしひしと感じる事への危機感が背景にありそうです。

ベネズエラで1999年のウゴ・チャベス大統領が反米の姿勢を示すや否や、その風向きは周辺国にも伝播し、ブラジルやアルゼンチン、ボリビアなどでも反米政権が生まれました。

アメリカがベネズエラに経済制裁を科し、どのどん民衆と南米諸国への影響力を下げていく中で出てきたのが、ロシアと中国です。

その2国は、経済制裁で疲弊していたベネズエラに対して、経済支援や軍事協力を通じて関係の構築を図りだしました。

その流れは、チャベス路線を引き継いだマドゥロ政権でも同様に続きました。

軍事、経済、様々な事でアメリカと衝突を繰り返すロシアと中国が、「裏庭」で勢力を拡大するのをストップしたい。

こういった思惑があるからこその軍事介入も辞さない発言だと言えるでしょう。

今後ベネズエラはどうなるのか?

正直言って今までは、どうなるのか全く予想が出来ませんでした。

なぜなら、グアイド氏側は連日、大規模な反政府集会を開いてはいるものの、今まではそれだけ止まりでした。

いかに大統領を名乗ろうとも、未だに行政、軍事の実権を掌握しているマドゥロ氏だったので、うかつに手を出せない状態でありました。

特に「力」の象徴たる軍を押さえていなかったのは、グアイド氏にとって痛手であり、暴動等が起きても、その「力」でもって秩序をコントロールできる軍隊を取り込むことこそ、政権奪取の第一歩と言えたからです。

ただ、今回のビデオ声明によって、流れは大きく変わるかもしれません。

なんせ、軍を押さえていなかったグアイド氏が軍人らを従えて声明を発表したというのなら、かなり事態は進んでいるのかもしれません。

クーデターが実際に動き出せば、今より治安が乱れ、物資が不足するかもしれません。

そうなれば今のハイパーインフレよりも悪くなる可能性がありますが、背後にアメリカが控えているなら、「ここぞ」というタイミングで「軍」と「物資」を投入し、上手く事を運ぶよう狙っている可能性は大いにあります。

……ただ、ロシア、中国が黙ってみていればですが。

クーデターは失敗?

グアイド氏がビデオで声明を発してからも政権を支持する「軍」とグアイド氏の支持者らとの衝突が首都カラカスなどで続いている模様です。

軍の装甲車が、支持者の集団に突っ込むなど、大規模な軍の離反は起きて無い事が見て取られ、事実上のクーデターはグアイド氏の思惑通りに行っていないようです。

また情報が入り次第追記します。

マドゥロ氏側は亡命予定だった?

このビデオ声明を受けて、実はマドゥロ氏はキューバへ向けて亡命をする予定だったのだとか。

ただ、後ろ盾であるロシアに説得され、亡命は思いとどまり現在もベネズエラ国内にいるようです。

亡命予定が真実だとしたら、最初の段階ではグアイド氏の思惑通りだったのかもしれませんね。

ビデオ声明自体が実はハッタリで、まるで軍部の多くが離反したかに見せて、マドゥロ氏を追い出すのが目的だったのかもしれません。

ただ、どこからか情報が洩れて、ロシア側からマドゥロ氏にそういった情報が伝えられて可能性もありますね。

クーデター鎮圧?

マドゥロ氏の声明が発表されましたね。

兵士らの蜂起を「反乱首謀者たちによる小競り合い」だと切り捨て、「暴動を拡大させようとした少人数の兵士集団」を軍が鎮圧したとたたえた。続けて、蜂起に関わった兵士らが「罰を免れることはない」と話し、「憲法と法の支配、平和への権利を侵害したこの重罪に対して(検察が)刑事訴追に乗り出すだろう」と述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190501-00000013-jij_afp-int

また、亡命するつもりだったとの報道に対しても、一蹴したとの事。

正直勝ち目のない戦いにグアイド氏が玉砕覚悟で挑む理由が分かりませんし、何かしらのアテがあったからこその蜂起だと思うのですが、今のところ不明です。

この辺りも情報が入り次第追記します。

まとめ

今回は緊迫するベネズエラでのクーデターについてまとめてみました。

未だ詳しい状況は分かりませんが、一つだけ言えるのは、ベネズエラ市民を巻き込まない解決策を模索してほしいと言う事だけです。

また情報が入りましたら追記します。

最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた次のニュースで。

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