韓国にカメラメーカはある?不買の日本製がシェア7割の理由はなぜ?

こんにちは、椎木です。

日本製品不買運動が続く韓国ですが、その不買運動の様子を撮影するカメラが「Sony」や「Nikon」といった日本製品だという事が、皮肉のように語られています。

河野外相が韓国の記者団に「そのカメラはキヤノン?こっちはニコン?」と聞いた事も話題になっていましたね。

※河内外相がこの出来事を否定されましたね。ニュースに取り上げられた映像は、日本人記者との会話だったそうです。(そもそも韓国語が話せない)

ただそう言った状況でも過敏に反応してしまうほど、タブーな部分と見て取れなくもないですね。

私としては、不買運動のさ中なのに、日本製品を使用してくれるだなんて、ありがたい。

というのが感想なのですが、そもそも韓国製のカメラを使えない理由やらがあるのでは?と思い調べてみました。

韓国にカメラメーカーはあるのか?

韓国と言えば、この企業が出てくるであろう

サムスン電子

今やスマートフォン市場でAppleを抑えてシェアNo.1を誇る巨大企業です。

そんなサムスンもかつてはカメラ市場に参入していました。

というか、銀塩写真の時代からコンパクトカメラの展開をしていました。

この辺は「サムスン=スマホ」みたいな電子制御なイメージがある私としては意外でしたが、かなり長い期間カメラ事業を展開していますね。

そして一眼・ミラーレス市場で鎬を削っていたころに発売された有名な「NX1」などは、アメリカのコンシューマー・リポートで評価一位を獲得するなど、海外では結構人気がある商品でした。

一眼レフではなくミラーレスではあるものの、それでもスペックの高さなどからサムスンの技術の高さは垣間見えます。

ですが結局2015年頃には事実上の撤退。その後日本メーカーが韓国国内のシェアを取り合う形となっています。

なぜサムスンはカメラ事業から撤退したのか

結構長い事カメラ事業に携わっていたサムスンですが、実際コンデジがビジネスモデルとして確立されていたころには世界のシェア4位に入るなど、間違いなく成功していた部類にありました。

そんなサムスンがカメラ事業から撤退した理由ですが、サムスンからは

「携帯電話市場でのカメラ製品の開発にシフトする」

と言った旨の方針が打ち出されていました。

ただ、本当の撤退理由として、一眼レフ市場では勝てなかった

というのが1つ挙げられるでしょう。

ペンタックスと提携して一眼レフ進出を狙ったものの、リバッジ品を出すことくらいしか成果がでず、ミラーレスに方向転換という流れの中で漸く生まれた「NX1」。

当時のミラーレスでは最高のオートフォーカス機能、秒間15コマでの連写可能な性能などを引っ提げ、遂にミラーレス部門でも覇権を得るのかとの期待を背負っていたものの、蓋を開けたら並みのエントリーモデル程度。

実際オートフォーカス機能などは凄かったのですが、それでもライバル機種と言われていたソニーのα6000と比べると……

と結局、一眼やミラーレス市場では戦えないという判断が大きかったのだと考えられます。

日本メーカーに死角がなかったのか、それともレンズで上回る日本メーカーに対して、カメラのスペックで臨んだのが敗因なのか分かりませんが(やはり最後に物を言うのは写真の出来なので)とにかく「勝てない」と言いう判断での撤退でしょう。

韓国で日本製カメラがシェア7割を超えている理由は?

サムスンが撤退した後の、一眼市場を席巻したのが日本のメーカーでして……

というか世界中のカメラ業界ではほぼ日本メーカーが独占状態です。

ライカやハッセルブラッド、フェーズワンのような専門的、あるいはニッチと呼ばれるようなメーカーもありますが、大半を占めるのはキャノン、ニコンと言った日本製品たちです。

別に韓国が特別という訳ではなく、事カメラにおいては世界中で日本企業の物が使われている状態ですね。

日本製のカメラがシェアを独占している理由ですが、面白い考察があったので紹介します。

・日本のソフトウェア会社で1年働いたけど、彼らの繰返し設計のうまさには舌を巻いたよ。新しいものを作るんじゃなくて前のものをより良いものにするんだ。そのために全力を尽くしていた。この設計思想がカメラ産業にはぴったりだったんじゃないかな。


・日本以外にもカメラを作ってる会社は存在している。だが日本勢と比べるとあまりにも下手だから耳にすることもない。友達があまり有名でない世界中のカメラを集めてる。見る分にはクールなんだけど、それらには重大な欠陥があって、全く競争にならないんだ。カメラ作りには忍耐と精確さが求められる。同時にサプライチェーンも必要。日本にはその両方がある。だから日本に集中するんだ。


・戦後日本は欧米製品のコピーができなくて、カメラ会社は生き残りのために厳格な基準でレンズ作りをしなければならなかったんだ。


・日本人は戦前からモノづくりに関して完璧主義で、芸術的なところがあった。


・なぜかつての枢軸国である日本とドイツがカメラ市場を支配しのかには4ちゃんねるでいくつかセオリーが出てた。一つは戦後両国で武器の開発が禁止されたので、製造業がこの方面に向かったということ。もう一つは戦前から支配的だったが、戦後の世界経済の状況が日独の支配を可能にしたというもの。

https://stumbleon.blog.fc2.com/blog-entry-1801.html

とまあ、見てみたらどうやらカメラのような精密な物と、日本人元来の細かさがマッチしている事で高い品質が維持できているというのが背景にありそうですね。

だからと言ってサムスン製のカメラが悪かったわけではありません。

実際海外では結構人気でしたし、入門カメラとしては使いやすくオススメ出来る物だったと思います。

ただ実用性がない機能や、少し購買層ターゲットを間違えていたことが、サムスンがカメラ事業から撤退してしまった原因になったのだと思います。

その抜けた穴を日本の企業が埋めた事で、現在7割超と言われるシェアを韓国国内で誇っているわけですね。

そして一度導入してしまったカメラを手放すわけにはいかず、日本製のカメラで「日本製品不買運動」を撮影するという皮肉が生じてしまっている状態です。

韓国にカメラメーカはある?不買の日本製がシェア7割の理由はなぜ?のまとめ

今回は、「日本製品不買運動」中の韓国国内で、唯一不可侵の「カメラ」について調べてみました。

サムスンが撤退したことによって、生まれた市場を上手く日本企業が占有した状態ですね。

ただ、サムスンはテレビやスマホなど他の事業で爆発しているので、撤退はもしかしたら正解だったのかもしれません。

サムスンの撤退ニュースに対して、韓国国内でこんな反応がありました。

「精密な技術が要求される産業では、率直に言って韓国は劣っているから…」

「カメラやプリンター事業が問題なんじゃなくて、サムスン自体に問題があるんじゃないのか?」
「サムスンが追い求めるのは金だけだ。技術に対する自負心も誇りもない」

「サムスンは中小の国内カメラメーカーを潰してまで進めた事業を今になって放棄するのか」

https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_20161226003/?p=2

流石に中小企業を潰してまで展開した事業だっただけに、反応は厳しいですね。

ただ、そんな中でこのコメントは真をついているなと思ったのが

「性能が良いものを買うだけの話。国産とか外国製なんて何の関係もない。こんなの無駄な愛国心だ」

これに関しては、賛同したいですね。

この気持ちをもって、日本製品の不買運動を見直していただければと思います。