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ルパンが盗まれた夢とは?不二子じゃない?「ルパンVS複製人間」の名言に隠された真意とは?

  • 2019年4月19日
  • 2019年4月19日
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こんにちは、椎木です。

「ルパンVS複製人間」いい映画ですよね。沢山名言のあるルパン映画の中でもかなり好きな方に入ります。

初めて見たのは小学生の頃でしょうか。当時、とあるルパンと次元のやり取りがよく分からなかった事を覚えています。

ルパン:「俺は夢を盗まれちまったからな」
次元:「夢ってのは、女か?」
ルパン:「……実際、クラシックだよ、お前ってヤツは。」

次元の返しまでは分かるのですが、最後のルパンのセリフ。

コレがまた格好いいのですが、大人になってから見てみるとかなり深い事を言っているのでは?と思い色々考察してみました。

ルパンの夢とは?

このセリフに至るまでの流れとして、やはり印象的だったのはマモーにさらわれた不二子の存在。

そしてこの次元のセリフで視聴者の多くが「夢=不二子」と言う構図を描いてしまいがちなのですが、実際どうなのでしょう。

ただここでそうと決めつけてしまうと「クラシック」に繋がってくれません。

そこでルパンがマモーから「夢を取り戻す」という所に着目して、奪われたものをピックアップして考えてみました。

ルパンがマモーに奪われたもの

このセリフに至るまでにルパンがマモーに奪われたものは不二子以外にあるのでしょうか。

それを解くカギがこのセリフ。

「オレはオレだ!このオレ、ルパン三世だぞぉー!」

これはマモーに「お前はクローンかもしれんぞ?」と笑われた時に発したセリフですね。

自分は自分と言うアイデンティティを、マモーと言う異様な存在によって脅かされた。

どう自分がオリジナルだと思い込もうとも、一度芽生えた疑念は払しょくできない。

つまりルパンはあの場面に至るまでに「己」という存在をマモーによって「奪われた」と考察できます。

と言う事は、ルパンのいう「夢」と言うのは「己を己たらしめる」アイデンティティのようなものだと考えられます。

ルパンのアイデンティティとは?

天下の大泥棒、ルパン三世をルパン三世たらしめる物。それはなんでしょうか。

お金、名声、異性……そのどれもがそうであって、またそうでないのでしょう。

ルパンのアイデンティティ、それは「自由」という一言に収束される気がします。

欲しいものは盗み、やりたいことをして、この世に不可能はないという己の「美学」と「粋」を貫き通す、まさに「自由」の権化。

ルパンの夢まとめ

ルパンが「夢」と言い表したのは、そうした自分自身のあり方。

誰にも何にも束縛されも服従させられもしない、自分の望み追求する自分自身のありようそのものではないでしょうか。

そうしてみると、不二子と言う存在も、そうしたルパンの生き方を彩る、一つのピース。「夢」「己」そのものではないでしょうか。

クラシックだよの意味は?

ここからが本題。

奪われた「夢」がルパン自身だとして、それに対して「女か?」と尋ねた次元。

それに「クラシックだよ」と答えたルパンの真意はなんでしょうか。

ルパンの生き様は正に「ルパンだからこそ」の生き様。私たちのように、現実やルールの中で生きる「クラシック(ルパンから見れば古典的?)」な人間にとっては理解の範疇を超えています。

そんな我々の代弁をしてくれたのが、同じように悪人としてではありますが、地に足のついた、現実を生きる次元と言う存在。

つまり「女か?」という物の一面だけであり、なおかつ現実めいたと発言に、対して「クラシックだよお前は」と笑う事で、我々視聴者にルパンと言う存在の底の深さを知らしめたのだと思います。

「クラシックだよ」発言の真意は、本当のルパン、その一端を私達視聴者に少しでも伝えるための要素でありつつ、ルパンと次元という凸凹ではありつつも最高のコンビのあり方を見せてくれていたのではないでしょうか。

まとめ

今回は「ルパンVS複製人間」における名言である「クラシックだよお前は」の真意について考察してみました。

自由を生きるルパンと、現実を生きる次元との最高のコンビだからこそ魅せられるやり取り。

こんな相棒がいたら人生楽しいでしょうね。

それでは今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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