新元号の発表で、お祭りムードですね。
今回元号が新たになると言う事で、初めてこの元号という物に意味や由来といった物が存在するのだと知りました。
そこで今回は明治から平成にかけての
- 元号の意味や由来
- 典拠について
調べてまとめてみました。
今まで何となく過ごしてきた時代に込められた願いに思いを馳せつつ、新しく迎える新時代を楽しく生きましょう!
明治~平成までの元号の意味や由来は?
今まで何となく過ごしてきた平成や昭和と言う時代。
色々な事がありましたが、そんな時代の初めには、えらい学者の先生たちが「こんな時代になってほしい」と頭をひねって元号を考えてくれていたのだとか。
そんな時代に込められた意味を紹介していきます。
「明治」の意味や由来は?
明治と言う元号は、五経の一つである易経の一節である「聖人南面して天下を聴き、『明』に嚮ひて『治』む」という言葉に由来しています。
この意味は「聖人がどっしりと構えていれば、天下は明るい方向に向かって治まる」という所でしょうか。
動乱の幕末を経験し、明るい未来に思いを馳せた良い元号ですよね。
こんな意味の元号ですが、さぞかしそういった願いを込めて明治天皇自ら選出されたのかと思いきや、なんと実は多数ある候補の中から「くじで選んだ」のだとか。
くじかーーい!と言いたい所ですが、そんなくじでもキッチリと「明るく治まる」明治を引く当たり、明治天皇の凄さが垣間見えます。
「大正」の意味や由来は?
大正も明治と同じく由来は易経の「『大』亨は以って『正』天の道なり」という一節が由来です。
意味は「天が民衆の言葉を喜んで聞き入れ、政治が正しく行われる」というものです。
実はこの「大正」過去に4回も候補に挙がっていながら、採用されず、5回目にしてようやく採用された元号となりました。
何度も候補に挙がったと言う事はそれだけ「民意」を政治に反映させると言うのが重要だと言う事なのでしょう。
短い期間でしたが、一気に文明が花開いたりと、庶民が活躍した大正にピッタリではないでしょうか。
「昭和」の意味や由来は?
昭和の由来は、五経の一つである書経の「百姓『昭』明・協『和』万邦」という一節です。
この「昭和」に込められた意味は、「国民の平和と世界の共存・繁栄を願うもの」と言われています。
皮肉にも、世界の共存・繁栄を願った時代は、大きな戦争を経験し、国民の平和をも脅かす事態となってしまいましたが、戦後は目覚ましい復興を遂げ、「一億総中流」と言う言葉を生み出すほど、国民の生活に安寧を、また戦後の処理により世界平和に多大な貢献をしてきました。
そんな父祖に感謝を。
「平成」の意味や由来は?
時代は変わって平成。
由来は史記からの「内『平』かに外『成』る」と書経からの「地『平』かに天『成』る」というそれぞれの一節になります。
込められた意味は 「内外、天地ともに平和が達成される」となっています。
平和であった平成にふさわしい元号だと思います。
時代を重ねるごとに平和への願いが強くなっている気がしますね。
それぞれの典拠を紹介
「易経」
明治や大正の由来となった一節が収められている書物です。
五経の一つで、占いの理論と方法を説いてある書物になります。
「易経」を典拠にする「明治」や「大正」は政治に対してやはり「天からの賜りもの」という節があったのでしょうか。
「書経」
昭和と平成の由来となっている一節が収められている書物。
天子や諸侯の政治上の心構えや訓戒・戦いに臨んでの檄文などが記載されいます。
「史記」
平成の由来となっている一節が収められている書物。
司馬遷によって編纂された中国の歴史書である。二十四ある正史の第一に数えられるています。
まとめ
今回は明治~平成についてそれぞれの由来や意味についてまとめてみました。
それそれの時代に込められた意味に思いを馳せ、これからの新時代を楽しく過ごしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた次のニュースで。