こんにちは、椎木です。
行方不明のフッ化水素などの戦略物質について、遂に日本政府が重い腰を上げましたね。
7月1日に発表されるフッ化水素などの輸出管理ですが韓国経済への打撃はかなりのものになりそうです。
そこで今回は、フッ化水素など3品目の輸出管理が、
- 日本にどのような影響があるのか
- 値上がりすると予想される商品
を調べてみました。
フッ化水素の輸出管理で日本への影響は?
純度の高い、所謂半導体のエッチング作業に行ったりするフッ化水素は、そのほとんどを日本が生産し、韓国へと輸出しています。
そのフッ化水素を使い、韓国の電子機器メーカーは半導体を作成し、日本や世界へ向けて輸出しているというのが簡単な関係になります。
つまりフッ化水素の輸出が厳しくなると、まず挙げられる影響は
フッ化水素を作成している企業の売り上げが下がる可能性がある。
という所でしょう。
森田化学工業やステラケミファなどの日本企業が、世界シェアの約8割を握っているフッ化水素界隈ですが、その輸出相手の中には勿論韓国も大口の輸出先としてあります。
輸出管理なので、今までのように簡単に輸出する事が出来なくなったと言う事で、輸出を禁止して訳ではありませんが、それでも今までと違い、複雑な手順を経る必要が出てくるため、売り上げに影響を与える可能性は高いでしょう。
次に考えられるのが、
韓国産電子機器の生産減による電子機器の値上がりでしょう。
生産数が減れば自ずと値上がりは必至です。
値上がりの可能性があるものについては次項で説明します。
フッ化水素輸出管理で値上がりが予想される商品は?
フッ化水素は韓国の輸出主力である半導体の作成には欠かせないものになります。
韓国産の半導体を使用している物は今後影響を受ける可能性が高いでしょう。
半導体が使用されるのは所謂メモリと呼ばれる部分になります。
スマホやタブレットパソコンなど、に加え拡張用のメモリなども勿論値上がりの可能性は高いでしょう。
特にスマホに関しては
現在の生活に必須とも言えるスマホですが、その多くがメモリに韓国製の半導体を使用しています。
特にこれからの時代は5Gと新たに高速・大容量通信が主流になってくる時代です。
韓国国内でも、一時期は落ちてきた半導体の売り上げが伸びると期待されている時代なだけに、影響が直撃しそうな予感です。
この辺りはメモリのシェア世界2位のインテルなどに頑張って欲しいですが、日本の制裁がどの程度の期間またどの程度の規制によって影響は変わってくるでしょう。
また今回のフッ化水素の輸出管理に対して韓国側が報復措置を取ってくる可能性も否めません。
仮にダイレクトで半導体の輸出規制などに踏み切れば国内での半導体製品の値上がりは必至でしょう。
国内生産品や代替品でどれだけカバーできるか分かりませんのであくまで予想になりますが、泥沼化するようなら値上がりは必至でしょう。
特にパソコンの拡張用メモリなど、韓国製のものは今後値上がりする可能性はかなり高いと思っておいた方がいいでしょう。
まとめ
今回はフッ化水素輸出管理によりどんな影響があるかまとめてみました。
フッ化水素を扱っている企業への影響や、半導体製品の値上げの可能性など、私たちの生活にもいくらかの影響はありそうです。
ただ、だからと言って韓国側の頓珍漢な意見を聞き入れられるわけではありませんが、制裁をするなら痛み分け――という情けない結果にならないよう、政府にはしっかりとした戦略と準備をお願いしたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。