確信犯って誤用なの?本当の意味や間違いが広がった時期や理由も調査

言葉というものは長い時をかけて使われていくうちに

読み方だったり、意味だったりが変化していくものです。

例えば、確信犯というワードが、本来は

自分が正しいと確信して犯行に及ぶ人

という意味だということをご存知でしょうか。

時代とともに意味が変化していく事に異論はありませんが、

それでも折角使用するなら、

一応正しい意味で使用したいじゃないですか。

ということで、今回は誤用が多い

確信犯

という言葉について

  • 本来の意味
  • 誤用されている理由
  • いつから使われているのか

などを調べてみました。

これであなたも今日からドヤ顔で「確信犯」を使えますよ!

確信犯の正しい意味は真逆?本来の意味をわかり易く解説

皆さんは確信犯と聞くと、どんなイメージを持っていますか?

悪いと分かっていて犯行及ぶ人

このイメージという人が一番多いのではないでしょうか。

ちなみに過去に文化庁が実施した調査によると

6割に迫る人が誤用していました。

では、あまり知られていない本当意味はというと

自分が正しいと確信して犯行に及ぶ人

という、真逆とも言える内容です。

いやいやいや。

自分が正しいと確信して犯行に及ぶって、どんな状況だよ。

って言いたくなりますが、

元来確信犯という言葉は、法律用語

  • 政治的
  • 宗教的

な観点などから、本人がこれは必要なことだ

と思って及んだ行為などに使われている言葉でした。

まー分かりやすい例を挙げると

十字軍だったり、イスラムの過激派

などが正しく確信犯と言えるでしょう。

確信犯が誤用され始めた時期と理由は?

元々政治的・宗教的観点から自身が正しいと思って犯行に及ぶもの

に使用されていた確信犯という言葉が、今の世の中で通じる

悪いと分かっていながら犯行に及ぶ者

に意味が転じた時期は、

実際分かっていません。

平成14年に文化庁が実施したアンケートでは、

6割に迫る人が誤った意味での確信犯を使用していました。

注目すべきは、このときのアンケートで、

60代以上の人でも4割を超える人が誤用をしていたことです。

つまり、若い人たちだけが間違えて覚えているわけではなく、

年配の方々でも誤用していた人が半数近くいたということになります。

このことから恐らく言葉自体がもつイメージが、

言葉が生まれて早い段階から

誤用を引き出していたのではないかと推察します。

要は

確信=分かっている

犯=悪い

という文字のイメージから

悪いと分かって犯罪をしている

という誤用が、結構早い段階で生まれていたのではないでしょうか。

また、本来の意味での確信犯という言葉が、使用されにくいのも原因の一つでしょう。

なんせ、今の世の中では、本来の意味である

政治的・宗教的観点から自身が正しいと思って犯行に及ぶ

という行為は

テロ

という言葉で片付けられますから。

事実、先程述べたアンケート結果では、60歳以上の3割を超える人が

言葉の意味を知らない。

と回答しています。

そもそも使ったことがない。

使っているのを聞いたことがない。

という事の現れですね。

そうして、正しい意味で使用する機会がない上に

文字の持つイメージが強すぎたため誤用が生まれたのではないでしょうか。

確信犯を誤用の意味で使用したいなら故意犯が一番いい?

確信犯というのが、

政治的・宗教的な観点から自身が正しいと確信して犯行に及ぶ者

だと言うことは分かっていただけたと思います。

と、なると

悪いと分かっていて犯行に及ぶ者

という誤用の意味での者について言い表す言葉が気になるところですが、

これを言い表すとしたら

故意犯

というワードが一番近いです。

過失で罪を犯してしまう者(過失犯)

に対して使用される言葉ですね。

ただ、この言葉を見ていただけると分かる通り、

罪というものに対して正しい悪いと言う問答はないです。

故意なのか(意志があったのか)

過失なのか(わざとじゃないのか)

の違いだけで、罪という認識に対して

悪いと分かっているだの

分かっていないだの

という認識はありません。

だって悪いことだと分からずに犯罪をしてしまうなど、

赤ん坊や無垢な子供でもない限りいないでしょう。

そう考えると確信犯のもつ誤用

悪いと分かっていて犯行に及ぶもの

というのは、おかしく聞こえてきませんか?

だって、みんな

犯行は悪いことだって知ってるから

そんな当たり前の事

いちいち熟語なんて作りませんよね。

ということで、もし確信を持って罪を犯す人を見かけたらそれは

故意犯

だと言うワードを使っていただければと思います。

確信犯の本当の意味や誤用され始めた理由や時期について(まとめ)

今回はよく聞く

確信犯

という言葉について

  • 本来の意味
  • 誤用され始めた理由・時期

について調べてみました。

確信犯という言葉は

正しい意味で使用する機会や、

使用されているのを聞く機会がなく

言葉のもつイメージが先行しやすいため

早い段階から誤用に繋がっていた。

という事になるかと思います。

ただ、普通に考えたら

悪いと分からずに罪を犯す人間のほうが少ねーよ

となるんですよね…。

だいたい罪を犯している人は悪いと分かってるから

コソコソするし

隠そうとするし、

逃げるし。

なので、ちょっと考えたら

確信犯という言葉に当てられた誤用が

頭痛が痛い

的な二重の意味を持つ

重言

と言われそうなのですが、何故かここには触れられないという謎。

まあ私の謎は置いといて、すでにこれだけ誤用の方が市民権を得ているので、

遠くない未来に国語辞典に誤用の意味も記載されることになるかも…。

その時には、本来はこんな意味だったんだよー。

とこの記事のことでも思い出して貰えれば幸いです。