北朝鮮ミサイル発射にアメリカが問題視しない原因はなぜ?強硬姿勢に出ない理由を考察

こんにちは、椎木です。

北朝鮮が短距離ミサイルと思われるものを発射してから数日が過ぎましたが、韓国はもとよりアメリカも今回の発射に関しては「寛大」ともとれる対応を示しています。

そこで今回は

なぜアメリカが北朝鮮のミサイル発射に対して「寛大」なのか

その理由を考察してみました。

北朝鮮ミサイル発射へのアメリカの反応は?

今回発射されたのは恐らくイスカンデルと呼ばれるロシア製の短距離ミサイルのコピーとでも呼べるもの。

ミサイルを固定してある2つのリング状クランプを、発射直後に爆破ボルトで吹き飛ばす方式はイスカンデルだけの特有の構造です。

写真にも吹き飛ぶリング状のクランプがくっきりと写っていますね。

これは紛れもなく北朝鮮の国連制裁違反に思えるのですが、韓国はもとより、アメリカの反応は意外なものでした。

ポンペオ米国務長官は5日、米ABCテレビのインタビューで、北朝鮮による4日の飛翔(ひしょう)体発射に関し「(非核化交渉を)阻害するものではない」と述べ、交渉継続に意欲を示した。

また、2月の米朝首脳会談後も両国当局間の接触が保たれていることを明らかにした上で、「数週間以内に接触がさらにしっかりしたものとなり、(非核化の)前進方法に関する対話が可能になるよう望む」と述べた。 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190506-00000003-jij-n_ame

要はあまり問題視していないと言う事でしょう。

正直今までのトランプ大統領を見ていれば、肩透かしを食らわされた気分ですが、どういう意図があってこのような方針になったのでしょうか。

なぜ今回アメリカは寛大なのか

自国への脅威の少なさ

今回発射されたのは、大陸間弾道ミサイルのような超長距離ミサイルではなく、超短距離ミサイル。

発射されたところで、アメリカへの被害は全くなく、いちいち目くじらを立てる必要がないというのが一つの理由として挙げられるでしょう。

挑発に乗らなかった

今回発射されたミサイルの意図が、確実に北朝鮮の挑発だと分かっているからこそ、スルーしたとの見方があります。

北朝鮮としては、どうしても中国ロシアの後ろ盾が欲しいところです。

ここ最近どちらの国とも上手くいっていないのは明白で、この短距離ミサイルでアメリカを挑発、挑発に釣られたところで、「ミサイルではない」との証拠を提示しつつ、アメリカと確執のある中国ロシアとの足並みを揃えたかったのかもしれません。

特に現在アメリカと中国は、中国からアメリカへ輸入される品への関税でもめている状況です。

ここで挑発に乗れば、中国と北朝鮮の接近は免れないでしょう。

そういった裏を完全に見透かしたアメリカが、挑発に乗らなかったの言うのも理由の一つかもしれません。

挑発をスルー2

前回は中露の動きと北朝鮮の思惑を読んでの挑発スルーでしたが、ここで考察するのは別の理由からのスルーです。

現在、国際世論はアメリカよりです。

とはいえ、今回発射されたのはあくまでもミサイルではなく「新型戦術誘導武器」との姿勢を崩していないのも事実です。

飛距離の短さからも、確実に「弾道ミサイル」と指摘出来ない以上、勇み足を踏んで味方になりつつある国際世論を離れさせるのは得策でないという見方があるのかもしれません。

世界へアピールするため?

少し突飛な考えになりますが、現在北朝鮮は国連からの制裁を受けている最中です。

そんな状況でミサイルを発射できると言う事は、暗に国連の制裁が機能していないか、援助している国があると言う事でしょう。

今回わざとスルーする事で、そんな状況だと、制裁を強めるには一国ではなく、世界が一丸とならなければ意味がないというアピール目的と言う考えも出来ます。

……が、これはさすがに無理があるでしょう。

トランプ大統領なら、そんな回りくどい事せずに、名指しで「お前の国のせいで北朝鮮が元気いっぱいだ」と非難するでしょうから。

結局アメリカの真意は?

色々な背景を上げましたが、一つだけ言えることは、今回の発射に対して「非核化交渉を妨げるものではない」と言い切っている事です。

対話の姿勢を崩さない。つまり非核化を止めるつもりはない。

粛々と非核化を進めていく

国際世論はアメリカよりだからこその余裕とも取れるかもしれません。

まとめ

今回は、北朝鮮のミサイル発射に対してアメリカがなぜ寛大なのかを考察してみました。

真意はトランプ政権の中枢しか分からないでしょうが、とにかく言えるのは、非核化への流は止めないという意思は見て取れると言う事でしょうか。

各国が足並みをそろえて、非核化へと協力してくれたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまた次のニュースで。