※11月4日更新
こんにちは!
来年に控えた東京オリンピックのマラソンと競歩ですが、すったもんだの末に結局札幌で開催されることが決まりましたね。
小池都知事は「同意なき決定」
日本陸連は「許されない」
と激怒していますが、決まってしまったものは仕方がないので、大人しく受け入れるしかないようです。
受け入れるとなれば気になるのは
- 日程
- コース
などでしょうか。
マラソンや競歩は沿道での観戦も出来るのでコースや日程は気になるところでしょう。
一体どうなるのか気になったので調べてみました。
【東京オリンピック】札幌開催でマラソンや競歩の日程や時間はいつ?
オリンピックの花形とも言えるマラソンや沿道で観戦できる競歩だけに、開催の日取りは気になりますよね。
元の日程と、現在出ている案を比較してみました。
マラソンや競歩の日程は?
元々東京で開催する時の日程は
女子マラソン:8月2日
男子マラソン:8月9日
男子20㎞競歩:7月31日
女子20㎞競歩:8月7日
男子50㎞競歩:8月8日
という日程でした。
今回札幌開催に変更になった事で、日程にも変更が出る可能性が示唆されています。
現在判明している情報では
8月7日に20㎞競歩を男女同時開催
8月8日に男子50㎞競歩
8月9日の最終日に男女のマラソンを同時開催
という案が一つ。こちらは男女の同時開催などで、若干の日程ズレがある案です。
もう一つの案が
7月27~29日、もしくは7月28~30日の3日間で5種目を実施する案。
3日間で5種目(男女20㎞競歩・男子50㎞競歩・男女マラソン)を行う日程なので、恐らく
27(もしくは28)日:男女20㎞競歩
28(もしくは29)日:男子50㎞競歩
29(もしくは30)日:男女マラソン
となりそうですね。
これは31日から国立競技場で始まるトラック種目に被らないよう配慮された形ですね。
二つの案を見てもらえたら分かるように、マラソンの男女同時開催はほぼ決定事項だと思われます。
今のところこの二つの案で検討中です。
個人的には道路の封鎖や沿道観戦を考えると、マラソンは9日の日曜日に実施する方がいいのでは?と思いますが…
男女同日開催となると時間の問題も出てくるので、問題は難しそうです。
日程の情報が入り次第追記します。
オリンピックのマラソンが札幌開催で時間は?
日程と同時に気になるのが開催時間でしょうか。
北海道と言えど、8月になると日中は30℃超えをする日も多々あります。
そう考えると開催時間は午前中の早い時間と言う事になりそうですが、そこで問題になってくるのが
男女同日開催と表彰式は東京で
という部分でしょうか。
男女同日開催については、過去にもロンドン世界選手権で実例があります。
この時は男子が午前10時55分、女子が午後2時のスタートと言う時間でしたが、やはり暑さを考慮しての開催となれば朝と夕方に分ける形になると見るのが一般的でしょう。
表彰式を閉会式の前に実施するとして、閉会式の日程は8月9日の午後8時から。
夕方に札幌でマラソンを実施していては、閉会式には間に合いそうじゃないですね。
そうなってくると時間をズラすか、日程変更するかと言う事になってきますね。
朝夕の開催になれば、閉会式への影響を考慮して27~30までの間の開催。
ロンドン同様、男子のゴールと共に女子をスタートするとなれば、日中に走ることになりそうです。
この辺りも情報が入り次第追記します。
【東京オリンピック】札幌開催でマラソンや競歩のコースは?
日程と時間は現在調整中、あとは場所が代われば変更になるコースも調べてみました。
結論としてコースはまだ決まっていません。
日程も決まってない、時間も決まってない、と言う事からコースの選定が難航しているのは事実ですね。
コースは決定していませんが、武藤事務総長によりますと
「北海道マラソンのコースが軸になるのか?」
という質問に対し
「結論はまだ出ていないが、ものの考え方としてはそういうことだと思う。北海道マラソンという実績がある」
と回答しています。
この時期での変更になるので、無駄を省き効率化を図るうえでは、直近の実績を踏襲するのは当たり前でしょう。
そう考えるとオリンピックのマラソンコースは「2019年北海道マラソン」のコースがベースになってくると考えたいのですが、そうなってくると、スタートとゴール地点が微妙になってきます。
参考までに北海道マラソン2019のコースはこんな感じ

観客の事を考えると、厚別公園競技場などがスタート地点として候補が上がりそうですが、北海道マラソンのコースからは大きく外れているうえに、観客の収容人数は当初予定のオリンピックスタジアムとは比べるべくもなく少ないです。
その辺りをどうするか…でコースも変わってきそうですね。
※11月4日追記
どうもマラソンに関しては、チケットなしで沿道での無料観戦のみにするよう本格的に調整が入っているようです。
そうなってくるとスタートとゴールに競技場を据えなくていいので、北海道マラソンのコースをそのまま使えそうですね。
競技場の改修や観客席の設置などをしなくて良いので、費用が抑えられる反面、チケット収入が無くなるので結局は赤字でしょう。
もしかした、お金の面で
「やっぱり発着は札幌ドーム」
となりそうな気もしますが、今のところは「北海道マラソンのコース」が最有力なのは間違いなさそうです。
【東京オリンピック】札幌マラソンコースは高低差が凄い?
コースに関して、IOCからは「発着地点を札幌ドームにしてはどうか」という提案も出ています。
札幌ドームなら観客のキャパシティはおよそ5,3000とオリンピックスタジアムには及ばないものの、厚別公園競技場よりは多いですね。
ただ気になるのは札幌ドームをスタートとゴールに指定すると、高低差が少々ある事でしょうか。
札幌ドームの海抜は約72m
札幌のシンボル時計台の周辺海抜が約20m
北海道マラソンコースにもなった北海道大学付近の海抜は約16m
と高低差が50mクラスになってきます。
東京のコースが高低差約33mだったので、この差は記録に大きく影響してきそうですね。
特にラストスパートを札幌ドームに向かって長い坂を上らないといけなくなるので、発着地点を札幌ドームに決定すると、中々ハードなレースになりそうです。
ちなみに国内フルマラソンで高低差が50mくらいのマラソンは
マラソン名 | 高低差 | 開催都道府県 |
ぐんまマラソン | 51m | 群馬 |
静岡マラソン | 52m | 静岡 |
別海町パイロットマラソン | 53m | 北海道 |
別府大分毎日マラソン | 54m | 大分 |
などがあります。
ちなみに国内で一番高低差があるのは、京都マラソンで159mと流石盆地と言えるだけの高低差です。
50mの高低差がどの程度記録に影響を与えるのか分かりませんが、レース終盤のきつい上り坂は、選手にとっては大変でしょう。
ただ、今のところ札幌ドームが発着地点に決定したわけではないので、コースについても情報が入り次第追記します。
まとめ
今回は札幌に変更された東京オリンピックのマラソン日程やコースを調べてみました。
コースも日程も現在調整中との事ですが
日程は
7月27~30の間の3日間
もしくは
8月7日~9日の3日間
のどちらかで調整中です。
コースについて「北海道マラソン2019」のコースがベースとなりそうですが、スタートとゴールの競技場を考えると難しそうです。
今後情報が入り次第追記します。
コース以外にも問題は山積みですね。費用負担についてはこちら