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「風立ちぬ」病気の菜穂子の隣で二郎がタバコを吸うのはなぜ?

  • 2019年4月11日
  • 2019年4月12日
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こんにちは、椎木です。

映画風立ちぬで、肺の病気を患っている菜穂子の隣で二郎がタバコを吸うシーンがありました。

中々物議をかもしたシーンではあったのですが、なぜ二郎がそんなことをしたのか、考察してみました。

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二郎がタバコを吸ったのはなぜ?

菜穂子の思い

あの場面で二朗は菜穂子の結核を考えて煙草を吸う時に一旦席を外そうとします。

ですが菜穂子は外で吸わなくていいから、ここで吸うようにと二朗を止めます。

もう菜穂子は自分が長くは生きられない事を察していたのでしょう。一秒でも長く二朗の傍に居たい、例え数分でも席を外す時間がもったいなくて、

「私の病気の事は気にしなくていいから傍で煙草を吸って下さい」

と言う菜穂子の思い。

それを汲んだのではないでしょうか。

菜穂子の思い2

死期を悟った菜穂子が離れたくないから引き留め、それに応じた二郎。

そうではなく、菜穂子自身が、病人扱いしてほしくなかったのではないでしょうか。

タバコくらい横で吸われても平気。すぐに直るからという強がりがあったのかもしれません。

菜穂子への気遣い

病人の横でタバコ吸っといてどういうこっちゃ?と思われるかもしれませんが、

先程書いた菜穂子の思い。それを汲んだ二郎は「タバコを吸わない」と言う選択肢ではなく「あえてタバコを吸う」と言う選択肢をしたのではないでしょうか。

それは、この病気は隣でタバコをふかしても問題ない。すぐ治る。いまは日常の一風景にすぎない。

と言う風に暗に菜穂子を元気づけようとしていたのではないでしょうか。

つまり先ほどの「菜穂子の思い2」を汲んだ形となりますね。

分かりにくいし、逆効果だしで批判が出そうですが、「あえてタバコを吸った」とするならば、そういう解釈もアリだと思います。

まとめ

病気の菜穂子の横で二郎がタバコを吸った理由は、お互いが気遣い、病気の事なんて忘れてしまおうという気持ちからだったのではないでしょうか。

一応そういう時代だったというのも理由の一つとして挙げられるでしょう。

当時は今のように分煙だの禁煙だの叫ばれていない時代です。

一昔前でも、病院の待合室に灰皿があるのが普通でしたし、違和感は感じるかもしれませんが、時代の流れってことはあります。

ですが、あのシーンを時代の流れで決めつけてしまうのは、いささか無粋。

2人の思いやりが溢れたシーンってことでどうですか?

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