※2019年11月27日更新
こんにちは!
紛糾するテコンドー協会と選手との問題ですが、会長のインパクトが強すぎて全くニュースが耳に入ってこず、よく分からなかったりします。
そんな人って私以外にもいるんじゃないか?
と言う事で泥沼化するテコンドー協会の問題や不祥事を詳しく分かりやすくまとめてみました。
テコンドー協会問題の発端は選手の強化合宿ボイコット
テコンドー協会の問題が明るみになったのは、9月17日から行われる予定だったオリンピックに向けた強化合宿への選手のボイコットからでした。
28人が参加予定だった合宿は、26人が不参加を表明しました。
不参加表明の理由ですが
- コーチの指導方法に不満があった
- 合宿の度に自己負担金を科せられるのが辛かった
との理由が上がっています。
コーチの指導方法について
強化合宿での指導コーチは協会から派遣されており、今まで積み上げてきた連取方法などを頭ごなしに否定されることがしばしばあったそうです。
協会から派遣されたコーチそのまま大会での審判にもなるため、中々逆らえないというのが現状です。
金銭面について
金銭面についての問題も深刻です。
「お前らにこんだけお金がかかってるんだぞ。お前らが勝たなければ国はお前らに金を出さないから、つらい、しんどいのはお前らの方だぞとか。試合前にすごくお金の話されることが一番つらかったですね」
「岐阜で3泊4日で4万円、韓国合宿4泊5日で10万円」など自己負担がある。昨年は自己負担額が年間約100万円。合宿は義務で「参加できないなら『強化選手から外します』と言われた」。金銭的な理由で常に数人が不参加だが「お金がなくて合宿に参加できないなんてあり得ない、そんな高いお金じゃないだろと電話で言われました」
「競技に集中できる、練習環境をちゃんと作ってほしい」
と言うコメントが江畑選手(全日本選手権8連覇中)から出るくらいなので、他の選手もきついものがあったでしょう。
合宿に参加出来ないなら「強化選手から外す」と言うのもパワハラと取られても仕方ない気がします。
またコーチや協会に対する不信感は前々から募っていたようで、2018年の8月にモスクワで開催されたグランプリ大会への出場を巡り、協会側の不手際にもかなり不満があったようです。
昨年8月、モスクワでのグランプリ大会で同協会の不手際で2人が出場できなかった。同協会が申し込みを怠ったことが理由だったが、江畑によると「(2人に対し)直接の謝罪はなかったです」。
協会側は、直後の強化合宿で練習前に選手たちを集め「今回は(試合に)行けなくなって申し訳ない」とひと言。すぐ「じゃあ練習、始めよう」と解散を促したという。江畑は「何の説明もなかった。(手続きのミスで試合がなくなることは)『そんなに軽いものですか?』という感じです」と振り返る。
出典:日刊スポーツ
協会側も人間なのでミスはあるでしょうが、その後の対応は拙すぎますね。
- 強制的な自己負担金。
- 協会側の選手に対するリスペクトのなさ
こういった問題が一気に噴出したのが9月17日の強化合宿だったのでしょう。
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