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大阪都構想とは?なぜ再び持ち上がってきたのか?メリットデメリットも分かりやすくまとめてみた

再び熱を帯びてきましたね、大阪都構想。

2015年にいったん住民投票で否決されたものの、その当時否決の結果を知った一部の若者から「投票に行けば良かった」というコメントが出た事は記憶に新しいです。

今回なぜ再び大阪都構想が取りざたされるようになったのか、少々気になったので、メリット・デメリットもまとめて調べてみました。

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大阪都構想とは?

そもそも大阪都構想とは何ぞや?という所からですが、

大阪都構想とは、 大阪府と政令指定都市の2市(大阪市・堺市※1)を解体し、10~12(※2)の特別自治区からなる大阪都を新設するという構想です。

※1現在は堺市を含めない場合もあります。

※2現在の都構想は大阪市を5つの特別区に分けるという方針です。

なぜこのような事を言い出したのかというと、大阪市は政令指定都市であり、さらに日本有数の大都市として、一地方都市としては考えられないくらいの権限を有しています。

それは大本である大阪府に匹敵するくらいのものです。

都構想が出た当時、大阪府と大阪市とでは、それぞれ意見が食い違うことが多々あり、足並みをそろえる事が出来ない、二極化が進んでいました。

そこで2010年、当時の大阪府知事の橋下徹氏が、府と市による二重行政となっている部分を一本化する事で、税金の無駄を省き、財政赤字の大阪の再生を図ろうと大阪都構想を提唱しました。

大阪都構想のメリットは?

大阪都構想を分かりにくくしている最大の原因が、この「メリット」です。

大阪市を解体し、権限を細分化する事で、権力の二極化を防ぐ事が目的だと言う事は先程言いました。

二重行政の解消により無駄な支出が解消し、財政赤字が黒字化されるという点が一番のメリットだと言うのが賛成派の意見です。

都構想提唱当初は、年間4000億円の無駄が解消されるという触れ込みだったのですが、現在は年間1億円程度の効果しかないことが分かっています。

年間4000億?ドッヒャーーーー!

から

年間1億?へー。

くらいにパンチが弱くなってしまいました。勿論ビタ一でも無駄はないに越したことはありません。1億といえば大金です。それを解消できるならば、メリットと言っても差し支えはないでしょう。

ですが、このパンチが弱くなってしまった数字に対しては、当時の橋本氏も「価値を財政効果に置いていない」と後ろ向きになってしまい、ここからメリットが分かりにくくなってしまったと言えるでしょう。

一応他にも特別区を置くことで、それぞれ区民に近い人が区長になるわけですから、地域住民の声が政治に反映しやすくなるというメリットもあるようですが、結局区長レベル。どの程度の権限を持っているか分からない人間に、声が届いてもなぁ。と言うのが率直な感想です。

大阪都構想のデメリットは?

上記のように、メリットが分かりづらくなってしまった事から、デメリットもまた分かりにくいのですが、

一番簡単なデメリットは、年間の無駄解消一億円に対して、特別区を設置するのにかかる費用が数百億かかるらしい。と言ったところでしょうか。

無駄解消で元を取るだけで数百年かかるとか……ちょっと現実味がありません。

また、大阪府と大阪市を統合してしまうので、大阪市の税収の一部が、現在の大阪市外に流れるとも言われています。

ただしこれに関しては議会での答弁等で、キッパリと断っております。

キッパリと「特別区内での使用に限定する」と言い切っていますので、さすがにそれは無いかなと思います。

なぜ、今再び大阪都構想なの?(隠されたメリットとは?)

ではなぜ前回否決されて、消え去ったかに思えた大阪都構想がなぜ再び熱を帯びてきたのでしょうか。

それは2025年の大阪万博誘致がきっかけと言われています。

現在は入れ替え選挙中ですが、大阪府知事と大阪市長が協力して万博の誘致を成功させた。

大阪府と市が協力したら、こんなことも出来るというアピールに「万博」というビッグネームが来たのを見逃さないため。と言われています。

実際、そういった目に見える成果を引っ提げて政策を掲げるのは、分かりやすいのであながち間違いではない気がしますが、ここ数年、市と府の長が同じ方向を向いていたおかげで、大阪は住みやすくなったという声は少なくないです。

現在は同一政党で、同じ方向を向いているから大丈夫ですが、コレが片一方が違う政党に変わったりしたらどうでしょうか。

現在大阪では

  • 私立高校の無償化をはじめ、数々の子育て支援策
  • 観光客の大幅な増加
  • 大阪城公園の民営化
  • 交通局の民営化

など府と市が協力して進めて結果が出ている政策があります。

これらの政策が、維新が言う通り市と府が同じ方向を向いていたから出来た事だとしたら?

もしそうだとしたら、今の状態は仮想大阪都と言っても差し支えないのかもしれませんね。

現在すでに仮想大阪都として動き出しているがために、見えなくなってしまったメリットを、万博の光で照らしている間に、もう一度是非を問うのが目的なのかもしれません。

まとめ

今回は分かりにくくなっている大阪都構想についてまとめてみました。

W選挙の結果次第ですが、大阪の未来が大きく動く時が来ているのかもしれません。

どちらに転ぶか分かりませんが、まずは、大阪在住の方の民意をW選に示してください。

賛成するも、反対するも自由です。ですが、「いっときゃ良かった」は止めましょう。

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ではまた次のニュースで。